理科科目の選択について
国公立大学、私立大理系の受験生は、受験科目を選択する必要があります。
特に国公立大では、ほとんどの学生が複数科目を選択することになるでしょう。
現在の理科は、以下のとおり、各科目とも基礎と発展に分かれています。
<基礎科目>
物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎
<発展科目>
物理、化学、生物、地学
そして、上記の科目から受験科目を以下のとおり選択します。
国公立大文系 @『基礎2科目』 A『発展1科目』※@のみの大学あり
国公立大理系 B『発展2科目』 C『基礎2科目+発展1科目』※Bのみの大学あり
私立大理系 A『発展1科目』
の4パターンです。
・受験科目は、希望する大学・学部の指定科目から得意な科目を選ぶと良いでしょう。
各科目の特徴
物理 物理の公式、法則を使って問題を解くのが中心。暗記は少なく2割ほど。
化学 理論化学を中心に計算系も必要。ただし、暗記が6割。
生物 知識・考察の問題が中心。ほとんど暗記。計算少ない。
地学 地学基礎は、短時間で7〜8割ぐらい取れることも。
Sponsored Link
化学の勉強方法
化学は、理論化学、無機化学、有機化学の3分野に分かれます。
理論化学 物質の構造や状態、化学反応
無機化学 炭素を含まない化合物に関する化学
有機化学 炭素を含む化合物に関する化学
理論化学は、計算問題が多く、無機化学と有機化学は知識・考察を問われる
問題が多いです。
化学の勉強法は、知識を固めること、理論を理解することです。
1.教科書やわかりやすい解説本(岡野の化学など)で知識や理論について勉強する。
2.基本レベルの問題集で、何度も繰り返し解く!
間違えが無くなってきたら、標準レベルの問題集に取組む。
もちろん、何度も繰り返し解く。
3.過去問など入試問題を解く。何度も繰り返し解く。
物理の勉強方法
物理とは、身の回りに起こっている様々な現象を数学を用いて証明したり、
予想する学問です。
受験では、物理の原理・原則を正しく理解し、公式を使って問題を解きます。
物理に必要な要素
・物理の原理・原則を正しく理解する
・(原理・原則を理解した上で)公式を覚える
・数学の知識、計算力が必要
入試問題は、計算系が8割、暗記が2割とよく言われています。
物理の法則を理解し、公式を使いこなせれば高得点も可能な科目です。
物理の勉強法のポイントは、物理法則を理解し公式を使いこなすことです。
1.わかりやすい解説本(橋元の物理など)で物理法則のイメージをつかみ、
公式を使えるようになること。
2.基本レベルの問題集で、何度も繰り返し解く!
間違えが無くなってきたら、標準レベルの問題集に取組む。
もちろん、何度も繰り返し解く。
3.過去問など入試問題を解く。何度も繰り返し解く。
生物の勉強方法
生物とは、人間や生物のことを生き物として理解する学問です。
細胞やDNA、臓器など、単に暗記するのではなく働きや現象を理解することが必要です。
生物は、暗記が10割といわれる科目なので、よく整理し系統立てて理解しましょう。
・整理し系統立てて理解する。
・単に暗記するのではなく、働きや現象を理解する。
・実験や図、デ−タ−等の考察問題に慣れる。
生物の勉強は、いかに効率よく覚え理解するかが重要です。
写真やイラストなどのイメージで覚えるならフォトサイエンス生物図録もお勧めです。
1.教科書やわかりやすい解説本(田部の生物など)で生物全体のイメージをつかみ、
確認として問題を解きましょう。
2.基本レベルの問題集で、何度も繰り返し解く!
間違えが無くなってきたら、標準レベルの問題集に取組む。
もちろん、何度も繰り返し解く。
3.過去問など入試問題を解く。何度も繰り返し解く。
地学の勉強方法
地学は、地球と天体の学問です。センターレベルであれば、暗記量も化学、生物よりも
少なく、短期間の学習で高得点も可能です。
ただし、参考書・問題集は、他の科目と比べ非常に少ないです。また、大学によっては
指定外の場合もありますので注意が必要です。
センター地学の配点は、天文、大気・海洋、個体地球、地質・地史、岩石・鉱物の5分野で
それぞれ20点です。合計100点。
全ての分野で均等に配点されていますので、バランスのよい勉強が必要です。逆を言えば、
苦手分野は、必ず克服しなければいけません。
・5分野のバランスのよい勉強が重要。
・地球とか宇宙に興味のある方はおすすめ。
・参考書、問題集が少ない。
地学の勉強は、参考書・問題集が少ないので1冊1冊を完璧にするつもりで取組みましょう。
1.もういちど読む数研の高校地学、新しい高校地学の教科書、わかりやすい解説本
(きめる!センター地学など)で地学全体のイメージをつかみ、確認として問題を
解きましょう。
2.基本レベルの問題集で、何度も繰り返し解く!
間違えが無くなってきたら、標準レベルの問題集に取組む。
もちろん、何度も繰り返し解く。
3.過去問など入試問題を解く。何度も繰り返し解く。
大学別 おすすめ問題集・参考書
◆センター試験対策/予想問題集◆医学部受験 私立・国公立2次試験◆国公立大学(難関:文系)◆国公立大学(難関:理系)◆早稲田・慶応+上智・ICU(文系)◆早稲田・慶応+東京理科大(理系)◆MARCH・関関同立+南山大(文系)◆MARCH・関関同立+南山大(理系)アクセス上位記事
◆プラズマ乳酸菌でインフルエンザ予防◆数学の点数を伸ばすには、何が必要だと思いますか?◆なかなか覚えれない、こんな時、マンガから勉強を始めてみてはどうですか?◆英単語の憶え方を教えて下さい。◆英熟語帳の一番のおすすめは、Z会の速読英熟語◆英検・TOEICは受験に有利です!年々導入する大学が増えています。◆『映像授業』、比較&上手な使い方◆エビングハウスの理論で記憶力アップ!◆勉強に集中できない。脳疲労かも?◆レンタル自習室の活用法
役に立つ教育関係リンク集
◆独立行政法人大学入試センター・センター試験の情報や過去データーを見ることができます。・センター試験過去問3年間の問題をプリントアウトできます。これ便利ですよ。◆国公立私立大学偏差値一覧(河合塾)◆大学の情報収集(パスナビ)◆全国大学一覧(リンク集)
Sponsored Link